母が誰かから頂いた制服は
セーラー服でした。
今まではブラウスリボンそしてベストに上着だったので
可愛いセーラー服を着れることがちょっと嬉しかったです。
以前の制服は校則がとても厳しくスカート丈は膝下5センチと決まっていました。
譲ってもらったスカートはとっても長く
ちょうど別れた彼女の履いていたスカートと同じような長さでした。
それを履いた時
気持ちが高ぶったのを覚えています。
少し彼女になれた気がしました。
ちょっとワクワク。
以前の校則は
前髪は眉が見えること
髪の毛は肩に着いたら結ぶこと
靴下は白で三つ折り
遊学靴は黒
学生カバンの厚みは5センチ以上など
いろいろ細かな規制がありました。
なのでちょっとゆるゆるな感じの学校で
緊張から開放された感じがありました。
今までと違う自分になれそう
もっと楽しく学校生活を過ごせそう
そんな気持ちになりました。
私にとって環境の変化が心の救いになりました。
そしてもともと消極的で目立つのが嫌いな私でしたが
嫌でも転校生として目立ってしまいました。
勝手にイメージされたそのままでいいかも。
そんな感じが私のなりたかった姿に近いし。
いいきっかけでした。
変わりたい時
環境を変えるのもひとつと感じました。
続く