中学3年生になりしばらく経った頃
私は初めての体験をすることになりました。
教室移動とかあるときって
一緒にお喋りしながら
なんとなく決まったメンバーで移動したりしませんでしたか?
みんながみんなそうではないかもしれませんが
私の場合はそうでした。
3,4人でしたが
大体決まったメンバーで固まってました。
そんなある日
なんか違和感を感じるようになりました。
気のせい?なにかの間違い?
日が経つにつれて
それが確信に変わっていきました。
いつものメンバーが私が居ないような態度になっていました。
話しかけても 顔を見て笑っても
全然反応がない。
今で言えば無視です!!
とても傷つきました。
なんで?
私が何をしたんだろう?
誰か教えてー!!
そんな思いでしたが
消極的な私は怖くて聞く勇気もありませんでした。
少し話は変わりますが
私の家族の話をさせていただきますね。
その頃は千葉市の団地に住んでいて
父 母 それから私 弟二人 妹の6人家族です。
父は何回か転職を繰り返し鉄工所に勤務。
母はパートに出て生計を立てていました。
父は時々仕事を休み
学校から帰ってくると家の中は沈黙。
夕食になると晩酌が始まり
段々と家の空気が緊張してきます。
そして何かのキッカケで夫婦喧嘩が始まり
食台がひっくり返り父が大声で怒鳴ったり
母に暴力を振るう。
私達非力な子どもは怖かったりどうしたらいいかわからず
声も出せず涙を出しながら
こぼれたおかずや割れた茶碗をかたづけながら見ているだけ。
そんな日がよく続いていました。
無力感 未来に希望が持てない
そんな感じで心はとてもネガティブで暗闇でした。
なので私にとっては家より学校の方が安心 安全な場所でした。
そんな時期に無視という
静かないじめに合い 私の心はどこにも居場所がなくなりました。
その頃の唯一の支えになったのが
担任の優しい褒め言葉でした。
先生には無視されてることや家族の話は出来ませんでしたが
たった一言
毎日記入することになっている生活ノートのようなものがありまして
それを提出した際
「いつもきれいにきちんと記入してるね!すごいね!」
この一言が 今にも消えそうな心をなんとか支えてもらえました。
内容ということではなく
私を認めてもらえた
見ていてくれてる人がいる
いてもいいんだ!
そう思えたことが生きるチカラになったと思います。
続く